パソコンでハイレゾ再生させるコンバータ
最後にコンバータについてです。前項のフォステクスの「HP-A4」などUSB DACのことです。これからハイレゾのPCオーディオをするためには、このUSB出力を使った方法がやはりお勧めです。製品の種類が多いのでハイレゾに対応しやすいのです。
ちなみにコストをできるだけ押さえつつシステムを組むためにも不可欠です。もちろん上の音質を目指していくことも可能です。
- その前に再生装置となるPCやMacも重要です。それはマシンパワーに関することです。
- ハイレゾ音源を再生する場合だと、Core 2 Duo以上が推奨とされている場合が多いようです。まあこれは最近のマシンであればほぼ問題ないと思いますが、USB DACを接続するUSB端子に関して、PC側がUSB 3.0に対応していると、DACとの相性が悪い場合があるようです。
- また、OS標準のドライバーで認識するUSB DACも多いのですが、各メーカーが配布するドライバーが必要なケースこともあります。
- しかし、それらだけ注意すればWindows PCならまず問題なく使えるはずです。
このようにハイレゾ音源の音質を最大に引き出すには、USB DACを用意するのが手っ取り早いのです。種類としては、96kHz/24bitまでの再生に限られる代わりにコストが押さえている製品や、384kHz/32bitまで対応するが高価な製品、DSDの再生に対応した製品など、いろいろあります。
また、音を出すためのスピーカー、ヘッドホンも別途必要です。何しろハイレゾ音源では今までを上回る音質を出すのですから、スピーカーやヘッドホンもしっかり高周波を表現できなければ、揃えた機器が役に立たない場合があるのです。いろいろ書きましたが、各人の求めるレベルに合わせて慎重に選んでみてください。